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公的年金に関する統計資料「厚生年金保険・国民年金事業の概況」のご紹介

いろいろな切り口で公的年金の数値データが掲載された、統計資料のご紹介です。
「厚生年金保険・国民年金事業の概況」という資料ですが、年金受給に関する記載も多く、FP業務(相談、セミナー、執筆)でも参考になると思います。
読むと次のようなことが分かります。

 

 
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厚生年金受給者は、繰下げの選択率は年々上昇しているが、それでも全体の2%にすぎない。繰上げの選択率も、非常にわずかずつだが上昇している。

一方で国民年金のみの受給の場合は、繰上げの選択率は年々低下、繰下げの選択率は年々上昇。ただし繰下げを選ぶ人より、繰上げを選ぶ人の方がまだまだ多い。

 
現在の年齢別受給者でみると、厚生年金の受給者は年齢が高いほど受給年金額は高い傾向がある。

一方で国民年金のみの場合は、年齢が高いほど受給年金額は低くなる傾向にある(といってもその差はかなり小さい)。

 
「厚生年金+国民年金」の受給合計額は、平均では約14万円となっているが、男性の平均は約16万円、女性の平均は約10万円と大きな差がある。

国民年金のみの受給額は、男性で約59000円、女性で約54000円。男女で差はあるが、厚生年金ほどの差ではない。

 
離婚による年金分割の件数は、年々増えている。令和3年度は、離婚件数の約19%で、年金分割が行われている。

年金分割により、平均で月額3万円ほどの年金額が、離婚相手方にわたっている。

 
国民年金の第1号~第3号被保険者の合計人数は減少している。

一方で、第2号被保険者の人数は増えている。男性より女性の方が、増加率は高い。

 
厚生年金被保険者の標準報酬月額は、短時間労働者の場合は男女であまり差はない。

一方でそうでないいわゆる正社員の場合は、男性の方が女性より1.5倍ほど高い

 
国民年金保険料の全額免除者は増えているが、一部免除者は減っている

年金生活者支援給付金の支給平均額も記載あり
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詳細は、厚生労働省の下記サイトからダウンロードしてご覧ください。
上記は概略ですので、より正確な用語表現が必要な場合も、下記より資料を
ご確認下さい。

 

■厚生年金保険・国民年金事業の概況
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000106808_1.html
 

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