FPビジネスでZoomをお使いの方も、たくさんいらっしゃると思います
そのZoomですが、先日に最新版がリリースされました。
セキュリティ機能がさらに向上するとニュースでも伝えられていますが、その詳細についてご紹介したいと思います。
今回の最新版で、Zoomミーティングの関係者同士でのみ解読可能な暗号化を利用できるようになりました。
（正式な用語でエンドツーエンド暗号化といいます）
ネットショッピングの際に、クレジットカード番号しますよね。
そのカード番号は、入力するあなたと、情報を取得するお店のみがカード番号を知ることができ、その途中の経路にあるサーバーなどのコンピュータは、カード番号を解読することはできません。
Zoomもこれと同じ原理で、途中経路のサーバーやコンピュータはミーティングの動画音声と映像は解読できません。
しかしZoomのサーバー側では、実は解読が可能でした。
そのため、Zoomのサーバーで解読された情報が、中国政府の要請により中国政府にわたってしまう可能性があることが問題となり、今年3月～4月にかけてのZoomのセキュリティ問題に発展しました。
今回の最新版Zoomを使うと、Zoomのサーバーですら解読できない暗号化を利用できるようになります。
これにより、上記の通り中国政府に動画内容が提供されるリスクを避けることができます。
しかしZoom側でデータを解読できないため、クラウドレコーディング、ブレイクアウトルームなど一部機能が使用できなくなります。
この暗号化機能を使いたい場合は、次の手順で操作する必要があります。
・最新版のZoomソフトをインストール
・ブラウザでZoomのサイトにログイン
・ホスト側で、ソフトの設定画面で「エンドツーエンド暗号化」を有効にする
・以上の設定をしたホストが、会議を開始
上記のセキュリティ向上のための新機能ですが、どうしても厳格なセキュリティ要件が必要な場合に、ご利用いただければと思います。
Zoom社を含めて関係外の人に絶対に内容を知られたくない・知られてはいけない、という高いセキュリティニーズがあれば、利用は必須でしょう。
逆に言えば、そこまでのセキュリティ要件が求められないレベルで、普段のFPビジネスで使うのであれば、これまで通りの利用で問題ないように感じます。
また、今時点でこの機能は、正式リリースというよりは、お試し機能のような位置づけとなっています（テクニカルプレビューと呼ばれます）
もう少し経ったら、正式機能として位置づけられるものと思います。
以上が新しいセキュリティ機能についてのご紹介ですが、今回の最新版で、他にもたくさんの機能変更がありました。
その中から、多くの方に利便性がある次の2点もご紹介します。
■低スペックパソコンでのバーチャル背景が利用可
これまでCPU性能が低いパソコンではバーチャル背景が使えませんでした。
その性能基準が引き下げられ、幾分か低スペックパソコンでもバーチャル背景が利用できるようになりました。
バーチャル背景が使えるパソコンの範囲は、以前から段階的に引き下げられ続けています。
「以前バーチャル背景を使えなかった」という人がいた場合には、改めて最新版で試してみるよう伝えてみてはいかがでしょうか。
■参加者の入室可能時間の調整
「ホストの前の参加」を有効にした場合に、参加者の入室可能時刻を、次の4パターンから選べるようになりました。
・いつでも可(従来通りの動作)
・5分前から可
・10分前から可
・15分前から可
Zoomのソフトは、頻繁に更新されています。
大きな影響があるバージョンアップがあれば、また紹介させていただきますね。
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今後の勉強会の開催予定
（会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です）
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■11/18(水) FP相談の質と満足度を向上！ライフプランソフト基本操作勉強会
■11/23(月・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう
■11/23(月・祝) 様々な所得・控除の確定申告を学ぶ（e-Taxも）
■12/19(土) ライフプランソフトで、プロレベルの家計分析とFP相談を実践！
■12/19(土) 年金法改正により、繰下げした方が貯蓄が減る事例を学ぶ
参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから：
https://money-study.net/schedule.htm
