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子育て世帯の金利が下がる、フラット35の子育てプラスがスタート

フラット35で、子供の人数に応じて金利を引き下げる制度「子育てプラス」が始まることが、先月に発表されましたね。
その補正予算が成立することが条件となっていましたが、正式に予算成立となり、2024年2月13日以降の資金受取分から適用できることになりました。

住宅金融支援機構の発表によると、改正内容は2つあります。

 
一つ目の改正は、冒頭で紹介した子どもの人数による金利引き下げ「子育てプラス」です。子供1人につき「金利引き下げ1ポイント」が加算されます。

2022年10月以降、フラット35の金利引き下げはポイント制が採用されており、
・1ポイント=5年間で0.25%の引き下げ
となっています。子供が多いご家庭ほど、ポイントが多くなる、つまり金利引き下げ効果が大きくなります。

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改正の2点目は、金利引き下げ幅の拡大です。
これまで、金利引き下げ幅は0.5%が上限となっていました。なので4ポイントのケースでは、改正前は、
・(2ポイント分×0.25%引き下げ 5年間)+(2ポイント分×0.25%引き下げ 5年間)→ 0.5%引き下げが10年間
となっていました。

改正後は金利引き下げ幅を1%にまで拡大することになるため、改正後は同じく4ポイントのケースでは、
・4ポイント分×0.25%引き下げ 5年間 = 1%引き下げが5年間
となります。

同じポイント数でも、異なる金利変動となります。
この違いにより、改正前後でどちらがお得かになるかは、次回にご紹介したいと思います。

 
上記2つの改正に伴い、改正後は次のルールも適用になります。
・子育てプラスを利用しない場合、引き下げの上限は4ポイントまで
・子育てプラスを利用する場合は、この上限は適用されない

 
以上のフラット35の改正については、住宅金融支援機構の下記ページをご覧ください。
https://www.flat35.com/topics/topics_20231110.html

上記ページでは、改正後に9ポイントが適用される子育て家庭の事例が紹介されています。子供がいるといないとで、金利引き下げ幅に大きな違いが出ることが分かります。
詳しく把握したい方は、上記ページをご覧くださいね。
 

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