長期の固定金利住宅ローン「フラット35」ですが、住宅相談にあまり関わっていない場合は「単なる固定金利ローンの一つ」という認識になりがちです。
しかし実は、世の中の状況にあわせて、毎年改正が行われています。
参考までに、この1年間での改正について簡単にご紹介します。最後にフラット35公式サイトの資料もご案内していますので、より詳しいことはそちらでご確認ください。
■今年4月からの改正
「フラット35維持保全型」がスタートしました。維持管理に配慮した住宅（＝長く暮らし続けられる住宅）を取得した場合に、金利がさらに引き下げとなります。
また、フラット35地域連携型(子育て支援)という制度では、0.25%の金利引き下げ期間が5年→10年へと拡大されています。
「フラット35維持保全型」「フラット35地域連携型(子育て支援)」ともに、フラット35Sと併用できます。条件が合えば、さらなる金利引き下げの恩恵を受けられます。
■今年10月からの改正
「フラット35S ZEH」がスタートします。フラット35S 金利Aプランよりも金利が優遇されていて、省エネ性能がより高い住宅に対する優遇策となっています。
さらに、フラット35利用者に対して適用される金利引き下げ幅と引き下げ期間が、ポイントによって決まる仕組みへとリニューアルされます。最終的に金利がどれだけ下がるかは、住宅の条件次第で変わります。
■来年2023年4月からの改正
フラット35利用時の省エネ基準が、全体的に厳しくなります。
今後は省エネ性の高い住宅が求められ、脱炭素社会の実現に向けた施策に重点が置かれるように思います。
この動きは、住宅ローン控除や、こどもみらい住宅支援事業でも同じですね。
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フラット35は毎年このように、細かいところも含めた改正が行われています。FPとして住宅ローンの話をするときには、十分に知識を持ったうえで臨むとよいですね。
以上のフラット35の改正について、詳しい資料は下記よりダウンロードできます。
https://www.flat35.com/files/400360184.pdf
※フラット35公式サイトの資料です。
そしてこの話題は、今年3/13に開催した「FP6分野の最新改正＆実務力アップ勉強会」でもご説明していました。
FP6分野の改正をいち早く知りたい！という方は、この勉強会にもご参加くださいね（毎月開催しています）
https://money-study.net/life-plan/session/22/220313on.htm
ちなみにフラット35の内容は、FP1級学科試験でも出題されます。知っているだけで2点を取れますから、試験対策として公式サイトを一通り目を通しておくのもよいでしょう。「あと数点で合格ラインの120点を超えられたのに！」というケースも多いですから。。。
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今後の勉強会の開催予定
（会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です）
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■6/19(日) FP6分野の最新改正＆実務力アップ勉強会
■7/24(日) FP相談の質と満足度を向上！ライフプランソフト基本操作勉強会
■7/24(日) FP6分野の最新改正＆実務力アップ勉強会
参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから：
https://money-study.net/schedule.htm
