先日、FP協会でライフプランニングに関する継続教育で講師をするため、福井を訪れました。
その途中で金沢駅に立ち寄る機会があり、その時のお話です。
駅構内の観光案内所で、石川県の観光ガイドが配布されていました。
そのガイドは、「初めての方」「石川通の方」の2種類に分かれていました。
私は決して「通」ではないので、迷わず「初めての方」を選びました。
石川県に詳しくない自分に対して、見どころある王道の名所を教えてもらえるような気がして、ワクワクしてガイドを手に取ったのでした。
( ^ー^)
ところでこの2種類の選ばせ方は、FP業務においても大事な観点です。
顧客にとっては、自分のレベルに応じた、有益な情報を丁寧に提供してもらえる、という印象を持つことができるからです。
例えば、FPが顧客にサービスを届ける時にも、
・「投資が初めての方」「投資の経験がある方」
・「保険選びが初めての方」「保険をいろいろ知ってる方」
・「年金を勉強するのが初めての方」「年金について知識がある方」
のようにレベルを分けることで、それぞれのレベルの人に満足してもらえるサービスを届けることができます。
1パターンしか用意していないと、もしかしたら初心者の人には難しいと感じ、上級者の人には物足りないと感じる場合も出てくるでしょうから。
「自分にピッタリなサービスはこれだ!」と思ってもらいやすくなるので、レベル分けは有効な方法だと思います。
私もライフプランソフトの勉強会を、レベルに分けてご案内しています。
・ソフトを使ったライフプランニングが初めての方
・保険や老後資金相談など、コンサルティング現場で使いこなしたい上級者
のような分け方で、勉強会を構成しています。
最初はレベル別に分けていませんでした。
勉強会を開催していくうちに、参加者の皆さんのニーズがさまざまであることが分かりました。
そのニーズにこたえるため、今のように3レベルの勉強会に分けたのです。
このように、顧客のニーズをとらえ、その方にあったサービスを提供する大切さを、観光案内所で改めて認識したのでした。
みなさんも、事業を多角化していくときには、顧客のレベルに応じてサービスを分けるという考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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今後の勉強会の開催予定
(会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■12/13(月) FPの実務キャリア向上 オンライン スタディグループ
※2022年以降リニューアルして開催! 詳細は11月中に順次ご案内します。
参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm