本日は、複数のFPで集まって仕事をする組織についてです。
以前からたびたび聞く話ですし、私の心に引っ掛かっている点もあるので、それについて書いてみます。
複数のFPが集まって活動している、ある組織のトップの方がいます。
トップのFP業務のやり方や考え方は立派であると、周りのメンバーは認めています。
しかし周りのメンバーは、「トップは、自分の業務のやり方へのこだわりが強すぎる」と感じていたのです。
メンバーの方々は、自分なりに顧客のためを思い、日々活動しています。
でもメンバーの仕事のやり方を認めず、トップの意向に沿ったやり方でない場合、毎回指導が入ってしまうのです。
そういう点が、メンバーの皆さんの心に引っかかっているようでした。
この話は、首都圏でも聞きますね。
複数人で業務をしているFP会社もありますが、トップのこだわりが強すぎるため、せっかくメンバーが加わっても違和感を感じたりやりがいを失ったりで、メンバーが増えない・人の入れ替わりが激しい、という組織になってしまうのです。
少し発想を柔軟にして「トップの考え×メンバーの個性」の掛け算で、組織で仕事をするメリットを高められると思います(他の業界では普通にあること)
規模が大きくなれば、社会に対する信頼も高まり、より地域に貢献もできるように思います。
FPの世界を長く見ていますが、改めてFPの組織化が業界あげて不足していると感じます。この点が、わたしもずっと心に引っ掛かり続けています。
自分のこだわりで個人事業を行う分には、全く問題ありません。
でもそれだと、社会に与える価値も大きくなりません。
そこを乗り越えられたら、FPは職業としての信頼性も高まると思います。
顧客に届く価値やメリットが同じなら、細かな仕事のやり方までトップのやり方を押し付けるのではなく、メンバーが持つ仕事のやり方も認めることも大切だと思ったのでした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今後の勉強会の開催予定
(会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■8/31(土) 多様な資産運用アドバイスをライフプランソフトで実践しよう
■8/31(土) FP相談力を身につける相談事例トレーニング 第2弾
■9/21(土) 空き家問題の解決法とFP相談でのポイントを学ぼう!
参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm