先日、雇用保険法の改正案が可決・成立しました。
施行は少し先になりますが、次のような改正事項が含まれています。
１．一週間の所定労働時間が10時間以上の者が、被保険者となる
現在の被保険者の要件は「所定労働時間が20時間以上」です。
勤務時間が短くても、雇用保険の被保険者になれるということです。
この改正は、2028年10月施行となります。
２．自己都合で退職した場合は、2カ月間の基本手当の給付制限がある。ただし、所定の教育訓練等を受けた場合には、給付制限がなくなり、基本手当を受給できる。
現在は、教育訓練等を受けていても、給付制限はありますね。それがなくなるので、早期に給付を受けられるようになります。
この改正は、2025年4月施行となります。
３．教育訓練給付金の給付率を最大80%とする。
現在の給付率は、最大で70%です。この改正は、2024年10月施行となります。
４．在職中に教育訓練のために休暇を取得した場合、その期間中に基本手当に相当する新たな給付金を受給できる
現在は、このような目的で休暇を取っても給付金はありません。
この改正は、2025年10月施行となります。
以上が、法改正の概要となります。
さらに詳しいことは、厚生労働省から発表されている下記の資料（PDFファイル）をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/001207213.pdf
今後も、この改正について詳しい資料が発表されると思います。
その情報が出ましたら、改めてご案内しますね。
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今後の勉強会の開催予定
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