先月のことですが、私は業務のために福岡を訪れました。
そこで福岡のFPの方々と、FP業務に関する情報交換の機会がありました。
この日は写真のような、大きな樽の席でお話をしていました。
樽の中で声が響き、お互いの会話がくっきり聞こえました。こういう場所での打ち合わせもアリだな~という発見がありました。
さて、集まったのは、相談やセミナーでご活躍 & ライフプランソフトにも知見があるFPの方々。
その中で出た話題の一つを、ご紹介します。
世間では、メディアを中心に活躍するFPもいます。
その中には、もっともらしく言うけれど、偏った情報しか届けない人もいます。例えば、保険は不要とか、投資するなら○○一択だとか、食費は収入の○%がいい、とか。
これらの情報を喜ぶ人たちがいるのは分かりますが、すべての方に当てはまる情報ではありません。
相談に強いFPは、一人一人の顧客の状況を理解し、その方にあうように選択肢(ご提案内容)を複数用意。その上でさらに対話を重ね、選択肢に優劣をつけて説明し、顧客がこの先の人生をどのように歩めばよいかを一緒に考えていきます。
これはFPに限らず、他の士業や業界でも同じですね。
最終的に、顧客の困りごとを解決して顧客を幸せにできるFPは、この観点で活動できるかどうかにかかっていると私も考えています。
ところが今は、SNSで誰もが好きなことを言える時代。ライフプランの多様性やバランスを考えず、一方的で偏った情報が氾濫しています。専門家を名乗り、そのような活動に励んでいる人もいます。
本当は他の選択肢があるのに、偏った情報だけで判断をしてしまう一般消費者もいます。
そんな時代だからこそ、顧客のライフプランを丁寧にサポートできるFPが必要です。その思いで日々のFP業務に取り組んでいるお話も、聞くことができました。
私はライフプランソフトの開発も行っていますが、利用者の将来の参考になるソフトを作る上では、その考えはとても参考になりました。
ライフプランソフトの意義は、一人一人の状況に合わせた答えを出すことにありますから。
顧客のためを思い、活動する方のお話は、とても共感できます!
福岡の地で、初対面同士なのに気さくにこんなお話ができて、とてもよかったです!
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今後の勉強会の開催予定
(会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■5/26(日) 基礎から学ぶ! 65歳以降の社会保険と税金(2024年版)
■5/26(日) 年金繰下げし過ぎで損する事例から学ぶ、税と社会保険の負担増
■6/23(日) ライフプランデータを顧客とFPで共有し、相談で活用する方法
■6/23(日) 相続の相談業務を体験し、プロの相続実務の感覚をつかもう!
参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm