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auの契約者は住宅ローン金利0.1%引き下げ、これは得なのか損なのか

auの携帯電話を契約する人に限り、住宅ローンを0.1%引き下げるプランが登場するようです。
このプランの恩恵を受けるべきかどうか、なかなか判断は難しいのではないでしょうか。

 
すでにauの電話を契約していれば、悪くはない話かもしれません。
でもau以外の電話会社に乗り換えたくなった時に、住宅ローンの金利が上がってしまうことになります。

au以外の方が住宅購入の際、auに乗り換えたうえでローンを組むべきか、という疑問を持つ人も増えそうです。
その場合は、損得シミュレーションを行って結論を出すことになります。
が、電話会社を乗り換えてまでローンを組むというのも、なかなか面倒な相談だなあ・・・と思うFPもいらっしゃるのではないでしょうか。

末尾にこれに関する記事のリンクを載せています。
その記事では、この0.1%金利引き下げで、35年で55万円得をすると書かれています。1カ月当たり1300円程度とのこと。
しかし実際には、毎月1300円得をするわけではありません。
住宅ローン返済額の性質上、ローンを借りた直後が、最も利息の割合が高いために、金利引き下げの恩恵を強く受けられます。

なので最初しばらくの期間はau契約で金利引き下げの恩恵を強く受け、後で別の携帯とローンに乗り換えるという手も考えられます。
が、乗換事務手続きも面倒なのと、その損得シミュレーションをFPがするとなれば、それも面倒です・・・。

 
純粋に金利が引き下がるのであれば話は簡単ですが、他のサービスと複合的な引き下げなので、ややこしい話ではあります。
複雑化するサービスの損得を、正しく伝えられるスキルが、FPに求められるかな、と感じました。

・参考:日経ビジネスの記事
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/113001279/
 

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