顧客満足度を高めるFP実務勉強会

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【再連絡】4/12(月)オンラインスタディグループ「当日案内メール」を別途お送りしました

いよいよ4/12(月)に、オンライン専用のFP向け勉強会である、
・FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
を開催します。

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参加申し込みをされた方に、「オンラインスタディグループ当日案内」という件名で始まるメールをお送りしました。
当日の資料と、受信に必要なZoomのパスワードをご案内しています。

以前にも同じご案内を差し上げましたが、参加人数に変動がありましたので、本日の朝6:00ごろに改めてお送りいたしました。
申込みされた方は、「当日案内メール」をご確認ください。

ezweb.ne.jpドメインのメールアドレスで申し込まれた場合は、メールが配信されていないと思われますので、すぐに後述の対応を取って下さい。
(申込前の重要事項や、申込ページでもご案内しています)

 
■当日案内メールを受け取れていない場合の対応
昨日23:59までに申込された方には、「当日案内メール」を送信済みです。
届いていない方は、これ以上待っても届くことはありません。
待たずに今すぐ、下記公式サイトをご覧いただき、ご対応をお願いいたします。
直前に連絡いただいても対応できない場合がありますので、ご注意下さい。

・スタッフからのメールが受け取れない場合にチェックしてほしいこと
https://money-study.net/support/mail-noreceive.htm

 
■勉強会当日のご連絡には、お答えできない場合があります
当勉強会は少人数で運営しています。
スタッフも当日は、勉強会の運営対応に追われています。
なので当日になって重要な連絡をいただいても、回答できない場合があります。
これは、申込前の重要事項のページでも、ご案内をさせていただいています。
恐れ入りますが、事前の準備と前日までの連絡にご協力をお願いいたします。

・勉強会参加にあたっての重要事項
https://money-study.net/pay/index.htm

 
以上がご案内となります。
開催当日の内容は、下記公式サイトでご案内しています。
今月も、FP実務で役立つ学びをたくさんお届けしていきますね!
https://money-study.net/life-plan/online-sg/index.htm#schedule

皆様のご参加を、お待ちしています!
 

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  今後の勉強会の開催予定
  (会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■4/12(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■4/25(日) FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会
■4/29(木・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう
■5/10(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■5/25(火) プロFPレベルのライフプランニングを実践しよう!
■5/30(日) ライフプランソフトで相談者の老後資金計画をサポートしよう!
■5/30(日) 損保代理店の実務から、火災保険知識と選ばれるFPになるコツを学ぼう

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm

 

4/12(月)オンラインスタディグループ参加者に「当日案内メール」を別途お送りしました

いよいよ4/12(月)に、オンライン専用のFP向け勉強会である、
・FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
を開催します。

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参加申し込みをされた方に、「オンラインスタディグループ当日案内」という件名で始まるメールをお送りしました。
当日の資料と、受信に必要なZoomのパスワードをご案内しています。

本日6:30ごろ、申込時に入力されたメールアドレス宛にお送りしました。
申込みされた方は、「当日案内メール」をご確認ください。

なお、本日以後に申し込まれた方には、開催前日の朝に「当日案内メール」をお送りします。
ezweb.ne.jpドメインのメールアドレスで申し込まれた場合は、メールが配信されていないと思われますので、すぐに後述の対応を取って下さい。
(申込前の重要事項や、申込ページでもご案内しています)

 
■当日案内メールを受け取れていない場合の対応
昨日23:59までに申込された方には、「当日案内メール」を送信済みです。
届いていない方は、これ以上待っても届くことはありません。
待たずに今すぐ、下記公式サイトをご覧いただき、ご対応をお願いいたします。
直前に連絡いただいても対応できない場合がありますので、ご注意下さい。

・スタッフからのメールが受け取れない場合にチェックしてほしいこと
https://money-study.net/support/mail-noreceive.htm

 
■勉強会当日のご連絡には、お答えできない場合があります
当勉強会は少人数で運営しています。
スタッフも当日は、勉強会の運営対応に追われています。
なので当日になって重要な連絡をいただいても、回答できない場合があります。
これは、申込前の重要事項のページでも、ご案内をさせていただいています。
恐れ入りますが、事前の準備と前日までの連絡にご協力をお願いいたします。

・勉強会参加にあたっての重要事項
https://money-study.net/pay/index.htm

 
以上がご案内となります。
開催当日の内容は、下記公式サイトでご案内しています。
今月も、FP実務で役立つ学びをたくさんお届けしていきますね!
https://money-study.net/life-plan/online-sg/index.htm#schedule

参加をご検討の皆さまへ。申し込み締め切りは、開催日の2日前です。
まもなく締切ですので、下記公式サイトから早めに申し込みをお願いします。
https://money-study.net/life-plan/online-sg/index.htm

皆様のご参加を、お待ちしています!
 

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  今後の勉強会の開催予定
  (会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■4/12(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■4/25(日) FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会
■4/29(木・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう
■5/10(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■5/25(火) プロFPレベルのライフプランニングを実践しよう!
■5/30(日) ライフプランソフトで相談者の老後資金計画をサポートしよう!
■5/30(日) 損保代理店の実務から、火災保険知識と選ばれるFPになるコツを学ぼう

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm

 

お金の不安解消のために投資をしすぎたら、あとで困ることもあるというお話

老後の年金不安もあり、NISAやiDeCoで投資するFPのアドバイスを、よく見かけるようになりました。「貯蓄から投資へ」というキーワードも、よく使われています。

例えば利回り3%の積立投資で「投資の複利で、老後に投資資金は数千万円にもなる!」とFPが説明すれば、将来の不安解消に有力な方法だと生活者はとらえるでしょう。
でも、その投資のお金は、生活資金から捻出します。投資にお金を振り向けるほど、銀行口座からお金は無くなります。「貯蓄の口座から、投資の口座へ」というお金の流れです。

実際、投資資金は数千万円、でも貯金はマイナス・・・というFPのライフプランシミュレーションを、私はたびたび見かけます。
(↓私が運営する勉強会で使っている、イメージ画像です)

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例えば子供が大学に行くころなど、収入<支出、となるライフイベントがある場合に、銀行口座のお金が不足することもあります。子供が高校生くらいになるご家庭の相談で、たまにある話です。

その場合、NISA口座なら臨時的に引き出して対応できます。しかし老後のために投資をしていた場合は、その老後をどう乗り切るか軌道修正が求められます。
iDoCoに投じたお金は引き出すことができません。その場合は、生活費を大きく絞ったり、借入によって対応することになるでしょうか。
でも、そんなことにならないよう資金管理できていることが、望ましいですね。

 
投資のアドバイスで、投資で増えるお金だけに注目させるのは、中立公正とは言えないですね。
資産運用の相談では、投資のお金は生活資金から捻出すること、長期的な資金管理も考慮すること、を伝えるべきと考えています。
( ^ー^)
 

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  今後の勉強会の開催予定
  (会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■4/12(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■4/25(日) FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会
■4/29(木・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう
■5/10(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■5/25(火) プロFPレベルのライフプランニングを実践しよう!
■5/30(日) ライフプランソフトで相談者の老後資金計画をサポートしよう!
■5/30(日) 損保代理店の実務から、火災保険知識と選ばれるFPになるコツを学ぼう

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm

 

4/12(月)オンライン勉強会の内容確定! 4月からの新制度や年金繰下げなど盛りだくさんです!

今月から新たに、Zoomを使ったオンライン専用の勉強会が始まります!

・FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ

という名前で、月に1回開催します。

いつも毎月行っている勉強会とは少し異なった雰囲気・内容の会です。

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大きな特徴の一つは、1回で様々なテーマを扱っている点です。
例えば次回4/12(月)の開催内容は、下記のとおりです。

 

■FP知識の拡充(知識を顧客のために使おう!)
公的年金の繰下げによるデメリットと、事前に考慮すべき実務観点を学びます。年金繰下げの知識を、一気に深めましょう!
・繰下げに関する細かいルールを把握し、年金アドバイスの幅を広げよう

■FP6分野の新制度・制度改正
・3月上旬~4月上旬にかけて発表された、FP6分野の制度改正
・令和3年度税制改正に関する情報
・今年4月からの、年金や社会保険の制度改正
・FP業務で知っておくべき、消費税込み価格表示義務化
・フラット35に関する制度改正
・その他8件ほどの改正、FP業界の新ニュース

■FP業務トラブル事例(失敗しないFPになるポイント)
独身女性からの相談で、将来の結婚の可能性に備えるべきかどうか・・・の観点でアドバイスをしたらクレームに。
FPとしてどう接するべきだったのか?

■ワンランク上の顧客対応(信頼を得るFPとなるために)
FP相談で顧客と初対面時に、短時間で信頼を得る自己紹介とヒアリングの方法
それを実践したら、後続の有料サービスへの契約率が高まった、というお話。

■FPが集客するときに役立つ話題
顧客が、モバイル機器で検索する頻度の分析結果の共有
それを踏まえ、集客効率が高まるようウェブサイトを作るときのポイント

 
このように、FP実務で役立つ情報&最新のトレンドが盛りだくさん!
さらに一歩価値あるFPを目指したい方には、ピッタリですよ!

 
大きな特長の2点目は、参加者同士での交流を持たせているところです。
ときおり、1つのテーマに対して意見交換をする機会を設けます。
いろいろな考え方を全員で共有し、楽しみながら学びを深めていきます。

 
このような、オンライン専用のスタディ グループです。
スタディグループ」と名前を付けたのは、FP協会の会員の方になじみがあるかな、と思ってのことです(笑)
ただ、FP協会で行われている一般的なスタディグループよりも、内容は充実していて、FP実務でも役立てられる企画となっています。

会員制を採用していますが、今月分は初回の開催ということで、参加費無料でご参加いただけます!
開催日の2日前まで、下記公式サイトで参加申し込みを受け付け中です!

・FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
https://money-study.net/life-plan/online-sg/index.htm

皆さまのご参加を、お待ちしています!
 

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  今後の勉強会の開催予定
  (会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■4/12(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■4/25(日) FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会
■4/29(木・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう
■5/10(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■5/25(火) プロFPレベルのライフプランニングを実践しよう!
■5/30(日) ライフプランソフトで相談者の老後資金計画をサポートしよう!
■5/30(日) 損保代理店の実務から、火災保険知識と選ばれるFPになるコツを学ぼう

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm

 

4月~5月にかけてライフプランソフト勉強会を4つ開催!参加申込開始しました!

新たに勉強会の参加申込を開始しました!
少し先になりますが、5月に下記のテーマで勉強会を開催します。

・5/25(火) プロFPレベルのライフプランニングを実践しよう!
・5/30(日) ライフプランソフトで相談者の老後資金計画をサポートしよう!

そして4月には、下記のライフプランソフト勉強会を行います。

・4/25(日) FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会
・4/29(木・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう

以上の通り、4月~5月に4種類のライフプランソフトの勉強会を開催します。
FP相談を効率よく精度高く進めたい方、お客様のためにしっかりしたキャッシュフロー表を作りたいという方にピッタリの内容です。

 
この勉強会は、ソフトの使い方を教えるだけではありません。
FP業務の質を高め、相談者に満足していただくための取り組み方も、合わせてお伝えしていますよ!

なお、早く申込みいただくほど、割引が大きくなる制度を採用しています。
申込開始より2週間以内の申込が、最も参加費が安くなります。
参加希望の方は、お早めにお申し込み下さいね。

勉強会の開催概要は、下記のとおりです。

 
■4/25(日) レベル1:入門編
 FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会

ライフプランソフトの基本的な使い方と、ソフトを利用しない場合と比べてどのようなメリットがあるかを学びます。
それを踏まえて、FP相談の質と満足度を高めるコツまで、お伝えします!


■4/29(木・祝) レベル3:コンサル実務編
 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう
 
保険相談における、相談者の家計分析を的確に行う方法をお伝えします。
その上で、保険の入りすぎと保険不足を避けて、過不足のない保険の見直し・提案の実践方法をご紹介します!


■5/25(火) レベル2:実践編
 プロFPレベルのライフプランニングを実践しよう!

相談者ごとに働き方や、収入・支出の変化はさまざまです。
それをも反映させ、プロFPらしいキャッシュフロー表の作り方を学びます。
一般生活者が個人で作るよりも、質の高いキャッシュフロー表を作った上で、顧客に感謝してもらえるライフプランニングを、提供できるようになれます!


■5/30(日) レベル3:コンサル実務編
 ライフプランソフトで相談者の老後資金計画をサポートしよう!

・老後資金を左右する様々なライフイベントを、上手にシミュレーションできる!
・予測しづらい長期的なシミュレーションの、信頼性を上げられる!
・ライフプランソフトを活用して、若い人にも高齢者にも安心をお届けできる!
という目的を達成できるよう、ソフトを使ったコンサル方法をお伝えします。

 
以上がご案内です。FP知識とスキルを発揮し、お客様の課題解決につなげるテーマで、集まった皆さんで楽しみながら勉強している会です。
ご興味ご関心をお持ちになりましたら、ぜひご参加下さいね。
この勉強会の詳細なご案内と参加申込は、下記公式サイトからお願いします。

【勉強会 今後の開催スケジュール】
https://money-study.net/schedule.htm

それでは、今回も皆様とお会いできるのを、楽しみにしています!

 

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  今後の勉強会の開催予定
  (会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■4/12(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■4/25(日) FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会
■4/29(木・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう
■5/10(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■5/25(火) プロFPレベルのライフプランニングを実践しよう!
■5/30(日) ライフプランソフトで相談者の老後資金計画をサポートしよう!
■5/30(日) 損保代理店の実務から、火災保険知識と選ばれるFPになるコツを学ぼう

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm

 

「公的年金等に係る雑所得の金額」が1000万円近くになるのはどういうケース?

FP試験で勉強したことを、少し思い出してください。
( ^ー^)

公的年金の受給額には、公的年金等控除額という非課税枠があります。
それを超えた年金額に対して、課税されます(所得とみなされます)。

公的年金控除額を差し引いた、課税対象額の速算表は、下記URLでご確認いただけます。
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/03_1.htm

※以下では、この速算表をご覧になったとして書き進めています。

さて、この速算表をもとに、課税される所得額を計算できるわけですが、この表には「公的年金等の収入金額が1,000万円以上」というケースも記載されています。
これって、そもそもどういう状況なのでしょうか?
疑問に思われた方も、いらっしゃるかもしれません。

そこで本日は、公的年金等の収入金額が、相当に高額になるケースについて考えてみましょう。

 
この速算表の「公的年金等の収入金額」には、老齢基礎年金、老齢厚生年金の他に、企業年金確定拠出年金、小規模企業共済を分割で受け取った金額なども含まれます。
いわゆる公的年金以外の金額も、含まれる点を改めて知っておきましょう。

なので、次のようなことを組み合わせれば、この速算表の「公的年金等に係る雑所得の金額」がかなり高額になります。

・厚生年金に加入して、高収入を長年続ける。
・老齢基礎&厚生年金を最大限に繰下げして、受給額を増やす
確定拠出年金、小規模企業共済に多く掛金を払う
・そして、これらの受け取りを年金形式にし、かつ受け取り年数を短くして、1年あたりの受給額を増やす
・もちろん、企業年金も受け取れるなら、短期間で分割で受け取り、1年あたりの受給額を増やす

ただ、所得が高額になるほど税負担や社会保険料負担が大きくなります。
また、医療費や介護費用の3割負担の対象にもなってしまいます。
そのため、意図的にこの状況を作り出すメリットはあまりないでしょう。

実務上は、分割受け取り(年金受取)の受け取り年数を伸ばして1年あたりの所得を小さくしたり、または一括受取を併用することで負担を減らすことができます。
もちろん、一人一人のライフプランニングを考慮して、最終的には判断すべきです。

ちなみに一昔前の企業年金は、人によっては受取額が高額になるケースもあるようです。そのような場合も、この速算表の高収入のところを見て所得を判定することになりますね。

 
本日は、「公的年金等に係る雑所得の金額」が高額になるケースをご紹介しました。
皆さんの疑問解消、ならびに実務知識の拡充になりましたでしょうか!?
(^o^)
 

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  今後の勉強会の開催予定
  (会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■4/25(日) FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会
■4/29(木・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm

 

認知症による資産凍結対策で、保険の名義変更が有効!?

認知症による資産凍結の対策に保険が使える、という話を先日聞きました。
保険を使えば解決というものではありませんが、一つの参考にはなるかと思い、その内容を今日はご紹介したいと思います。

 
親が終身保険を契約し(契約者=親)、保険料を一時払いもしくは短期払いで払い込みを終えます。
その後、その保険の名義変更を行い、契約者を子に変更します。
この名義変更の時点では、子は所得税贈与税もかかりません。
(注:契約者の死亡により、契約者が変更される場合は、解約返戻金相当額が相続税の課税対象となります)

 
名義変更後、子が保険の一部を解約して、解約返戻金を受け取ります。
このときに、解約返戻金の額が、贈与税の課税対象となります。
ここまでの内容は国税庁のサイトにも記載があり、FP試験でもまれに2級・1級で出題されていますね。

この保険の解約は、名義変更後に行うことから親の意思は不要で、子が単独で行えます。
なので親が認知症で判断能力がなくなっても、子が保険の解約という形で親の財産を取り崩せることから、認知症による資産凍結対策になるという理屈です。

 
聞いたときは、なるほど~これは便利!と思いましたが、ほどなくしてこの手法は本当に問題ないのか?とモヤモヤしました。
というのも、名義変更後、子が単独で好きな時に解約して贈与税の額を調整できてしまいます。これを税務署は課税逃れとみなさないだろうか?という点が気になりました。
この観点で何かご存知の方がいらっしゃれば、教えてほしいです。

あと、多額に保険を解約すれば、当然に高い贈与税負担が生じます。
名義変更後はそうならないよう、子の資金繰り(ライフプランニング)に十分な注意が必要となります。
それを考えると、老人ホームの費用などに限定して認知症になった方の銀行口座から引き出せる制度(まもなく始まる新制度)の方が、使い勝手はいいかもしれません。
が、こちらは引き出しの目的が限定されるのがデメリットです。
保険の名義変更後の解約なら、名目問わず現金化できるところは便利です。

 
本日は、保険を使った方法を書きましたが、これと似た仕組みに「家族信託」があります。
家族信託は、少しずつ普及を始めていますね。

高齢者の資産凍結の問題は、これから少しずつ増えていくでしょう。
それに対処するためのいろいろな方法は、私も知っておきたいと思います。
(メリットだけでなく、デメリットもね)
 

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  今後の勉強会の開催予定
  (会場参加、Zoomでの動画配信参加、どちらも可能です)
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■4/12(月) FP実務を楽しく学べる オンライン スタディグループ
■4/25(日) FP相談の質と満足度を向上!ライフプランソフト基本操作勉強会
■4/29(木・祝) 上手な保険見直し提案を、ライフプランソフトで実践しよう

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm